前日は青森ねぶた祭りを堪能し、祭りが引けてから「道の駅なみおか アップルヒル」まで移動しての車中泊。(祭りの最中生ビールが飲めないのが心残りでしたが、そこは我慢。)
夏になると夜の道の駅は車中泊の車でほぼ満員状態になります。こちら「なみおか」も御多分に洩れず8割方埋まっておりました。今の所黙認されている状態ですが、今後「夜にトイレに寄ろうと思ったけど駐車スペースがない。」などと苦情が来れば、規制も厳しくなるかもしれません。
「道の駅なみおか アップルヒル』HP

朝5時半、あたりが明るくなれば自然に目が覚め、前日に買っていた朝食(おにぎり)をパクついて移動します。
今日は「岩木スカイライン』を使って山頂付近まで一気に登るので、そんなに急ぐこともないのです。しかもスカイラインの開通は8時からだし。でも、ここにいても仕方がないので早いのも承知で出発です。

途中、岩木山神社に立ち寄り、しばし境内を散策。とっても有名な神社らしいですが、事前調査ゼロの私はなんとなく一回りして「ふむふむ」とうなずくのみ。

岩木山神社正面
本殿付近にはお掃除のおばさん方。ボランティアでしょうか。

岩木スカイライン

5番目でした。

7時40分、スカイラインの入り口に来ると、すでに通行止の看板は道路脇に撤去されています。喜んで登ると、すぐに料金所に到着。先に来た車が並んでいます。どうやら8時ちょうどにならないと開けないようです。ここで15分ほど待機。遠くに見える料金表を確認すると、「1800円!」げげっ、高い。「こういう独占企業は強いよなあ。」と思いながら、だったら下から歩いて登ろうという気にもならず、ここは笑顔で支払いましょう。
8時になって料金所に行くと、JAF又はモンベル会員だと200円引きが適用され、モンベル会員だった私はめでたく1600円でゲートを通りました。
それにしてもこの「岩木スカイライン」、すばらしいつづら折りの道路です。いろは坂を彷彿とさせます。これだけの道路を作ったのだから、1800円は高くないのかもしれませんね。
「岩木スカイライン」HP

登山スタート

地味な登山口。登山届けを出す場所はありません。

車で既に8合目まで来ています。リフトも使えばさらに楽勝だけど、登りくらいは歩いて登りましょう。
8:30 8合目からスタート。ここからリフト上駅付近までは林の中を進むだけで景色は望めません。(そもそも霧)「これならリフトで良かったかなあ。」と後悔しながら、進むこと30分。9時にはリフトとの合流地点に到着。30分歩くことでリフト代が浮いたのなら、これは良かったと言えるかも。

最初はこんな感じで眺望なし。
鳳鳴ヒュッテ。霧が濃いな。

ここからはガレ場を登り、10分ほどで「鳳鳴ヒュッテ」に到着。とくに休憩することもなく登り、9:30には山頂に着いてしまいました。

ガレ場登り。霧は止まず。
もうすぐ山頂だ。

山頂には「岩木山神社奥宮」や避難小屋などがあり、岩手山に比べるとずいぶん広く感じます。ここで早めの昼食を食べ、霧の晴れ間を待ちます。
本当なら日本海から津軽海峡、さらには北海道が見えることもあるという話ですが、ここでも視界はゼロ。(考えてみれば、運のなさを雨で消費しているのだから、きっと可愛いもんです。ぐすっ。)

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山頂。奥が岩木山神社奥宮。
岩木山頂のモニュメント。鐘が鳴ります。
晴れてきたぞ。
少し見えた。

それでも少し粘っていると、霧の間から少しだけ視界が開けることもあり、これで十分満足して下山します。
10:30 下山開始。降り始めると天気が良くなるいつものパターンをふふっと笑い飛ばして、40分足らずでリフト乗り場へ。このまま歩いて駐車場まで行ってもいいのですが、リフトの景色も楽しみたいので敢えて楽をします。
ちなみにリフトは往復で900円。片道だと600円です。片道高いな・・。

さあ下りだ。
視界いいじゃん。
途中、子供会?の団体様。
こんなとこ登ったんだ。(往路は霧だったからなあ。)

降りるだけの片道の場合は、リフトのおじさんに「片道だけです。」と申告すると、「下で払ってね。」と言われてそのまま乗り込みます。下の駅に着くと、いきなり「窓口でお金払って下さいね。」と声をかけられました。料金窓口で聞くと、上から「◯番にのった白い服の男性が下りだけでーす。」と無線で連絡が入るのだそうです。なるほど。

リフト、快適!

岩木山のまとめ

もちろん普通に下から登るルートもありますが、スカイラインとリフトを使えば、往復1時間ちょっとで山頂に辿りついちゃいます。その意味ではとっても手軽な山です。
でも、たくさんの観光客を見ながら思ったのは、「サンダル履きはちょっと危ないんじゃない?」ということ。30〜40分で登れる。という言葉だけ受け止めると、履物なんか大丈夫と思うのかもしれませんが、特に下りる時に苦労してる若いお姉ちゃんが何人か見受けられました。距離は短いものの、けっこう急なガレ場がありますので、登山靴でなくても、せめて運動靴系(底はゴム系、底ヒール、かかと必須)をチョイスして下さい。せっかくの楽しい観光で、岩場で転倒して怪我するなんて、嫌ですから。

今回は、いつも通り眺望はなく、ちょっと残念でした。晴れた日に駐車場から沈む夕日を見るのは素敵でしょうね。次回はそんなシチュエーションで・・・。

8:00 岩木スカイラインに入る(普通車1800円)
8:30 8合目から登山開始
9:00 リフト乗り場分岐
9:10 鳳鳴ヒュッテ(避難小屋)
9:30 山頂(1時間滞在)
10:30 下山開始
11:05 リフト上駅乗り場(リフトで8合目へ)

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